青森ねぶた祭のチケット売買・譲ります一覧(2ページ目)

青森県青森市で毎年8月2日から7日まで開催される日本を代表する夏祭りのひとつである。東北三大祭りのひとつに数えられ、1980年には国の重要無形民俗文化財にも指定された。勇壮な武者絵や伝説の人物を題材にした巨大な「ねぶた」と呼ばれる灯籠が市内を練り歩く様子は圧巻で、毎年200万人以上の観光客が訪れる。 この祭りの起源には諸説あるが、七夕の「眠り流し」と灯籠流しが融合して発展したという説が有力とされる。かつては竹の骨組みに紙を貼ったものに蝋燭の火を灯していたが、現在では針金を使った精巧な造形や電球の照明技術が取り入れられ、より鮮やかで精密なねぶたが制作されている。ねぶたの制作を手がける「ねぶた師」と呼ばれる職人たちの技術も年々進化を遂げており、祭りの芸術性はさらに高まっている。 祭りの大きな特徴の一つが「ハネト」と呼ばれる踊り手たちの存在だ。華やかな衣装に身を包み、「ラッセラー、ラッセラー」の掛け声とともに激しく飛び跳ねながら祭りを盛り上げる。ハネトの衣装を身につければ、観光客でも自由に参加することができるため、全国各地から訪れた人々がこの熱気を体感できるのも魅力のひとつだ。 最終日には陸奥湾での海上運行と花火大会が行われ、祭りはクライマックスを迎える。海上に浮かぶねぶたが花火とともに幻想的に照らし出される光景は、青森の夏の風物詩となっている。2020年と2021年は新型コロナウイルスの影響で中止されたが、2022年から再開され、再び多くの人々を魅了している。 迫力満点のねぶたと熱気あふれるハネトの舞いをぜひその目で体感してほしい。